松本光正さんのイラスト原画がプリモアートになるまで

DNP高精彩出力技術「プリモアート®」で再現
松本光正さんのイラスト原画が
「プリモアート®」になるまで

松本光正さんが手掛けたミニカーのパッケージボックスのイラストアートたちを、数十年の時を経て、DNP高精彩出力技術 「プリモアート®」(以下、「プリモアート」)にて複製プリントしました。通常のオフセット印刷より長期間変色しない耐色性から、重要文化財や貴重な作品のレプリカ制作にも応用されています。作者の色づかいや筆致を原画に限りなく忠実に再現されたプリモアート。その製作工程を一部ご紹介します。

STEP1 撮影環境

貴重な原画を非破壊で扱うため、スキャンは「Phase One(フェーズワン)」という高性能カメラで撮影します。希少な対象の場合、マスクや手袋を着用しながら作業を行います。

STEP2 撮影

対象物の色味や風合いを正確に撮影することを前提とし、ライティング(照明)やカメラの位置を細かくセッティングします。この際にプリモアート専用の用紙別カラーチャートを入れて撮影します。お客さまのオーダーに合わせて色味の表現を工夫したり、質感のある素材では立体感が出るようにしたりといった調整も可能です。
テスト撮影を経てセッティングが確定したら、いよいよ本番。1点1点確認しながら撮影を行います。傾きを直すなど、環境を整えながら進めていきます。

STEP3 データ補正

隣に設置されたパソコンで撮影データを現像処理*し、原本となるマスターデータを作成します。1回撮影する度に、現像処理によってパソコン上でデータを確認できるようにし、細かいほこりが入り込んでいないか、細部にまでピントが合っているかなどを見ていきます。
*対象物をRAW(未処理)の状態で撮影し、細かい調整を行う「RAW現像」処理のこと

STEP4 色調校正

DNP独自で開発をしたプリモアート用プロファイルにてデータ変換をして、出力します。原画と見比べて、原画の色味や風合いが再現されているか細部までチェックします。違っている部分があれば、その都度データを修正します。出力する紙によって色の見え方が変わるので、専門スタッフの技術力が試されます。

STEP5 額装して完成!

補正・色調校正が終わったら、断裁・額装の工程を経て完成です。額装は専用ルームで作業します。マスクや手袋、キャップをかぶり、ほこりが入りこまないように1点1点慎重に作業していきます。


※「プリモアート」は、大日本印刷株式会社の登録商標です。(第5257755号 2009年8月14日取得)
※記載された情報は2021年10月現在のものです。