作品No.081『ホーバークラフト』

作品No.081『ホーバークラフト』

作品 No.081
ホーバークラフト
発表年:1975年
原画サイズ:182×256mm(天地左右)

モデルとなった船は、三井造船が開発したMV-PP5型の国産旅客用ホーバークラフトです。日本初の旅客輸送用ホーバークラフトとして設計されました。特に注目すべきは、国産技術による高い信頼性と耐久性。日本の気候や地形に適応するため、安定した浮上性能と燃費効率の良いエンジン設計が施されています。

ホーバークラフトとは、強力なファンによって機体の下に空気を送り込み、その空気の層(エアクッション)によって地面や水面から浮き上がりながら移動する乗り物です。船のように水に浮かぶのではなく、陸地・水面・氷上などさまざまな場所を滑るように走行できるのが大きな特徴です。従って、乗船方法も陸上からの乗船、接岸での乗船と2種類が存在しました。

作品は、名鉄海上観光船が1969年から1979年まで蒲郡・西浦温泉・伊良湖・鳥羽間で運航、活躍していたMV-PP5(はくちょう2号)をモチーフに描かれています。

鯨の胴体のようなエアースカート、後部に備えられた2基の推進用プロペラは回転している様子が描かれ、静止した船体のようですが、あえてプロペラの動きを取り入れることで、スピード感、躍動感が強調されています。

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