
作品番号:022
作品名:コルトF2000
発表年:1972年
原画サイズ:179×258mm
モデルとなった実車は、ミツビシコルトF2000です。
1971年の日本グランプリを制したコルトF2000。ゼッケンナンバー「3」のドライバーは永松邦臣選手。
このコルトF2000は、三菱自動車が初めて2000ccのエンジンを開発し搭載したもので、1971年のグランプリレースではロータスの池沢徹選手がついて行くことができないほどの、当時世界最強の2リッターエンジンだといわれたレーシングカーでした。
作品は、レーシングカーコルトF2000が描かれています。
空力抵抗をよくするために、ノーズからコックピットまで一体のカウルでつなぎ目を無くしている様子が忠実に描かれています。レースで使用されたときにはサイド部分にエンジン冷却のためのエアーダクトが装着されていましたが、作品では外された状態が描かれています。
ゼッケンナンバーが「5」であることから作品は益子治選手の車両で、フレームはブラバムの物を三菱がモディファイしたモデルではないでしょうか。